注意 | ボルトの締め付けに際しては、 ボルト及び被締付け物の性能に応じた適正な締付け管理をして下さい。 ボルト及び被締付け物の材質、強度、潤滑度合に応じた締付けを実施しないと、 ボルトの破断、ゆるみや被締付け物の陥没の恐れがあります。 |
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禁止 | ボルトにせん断応力が作用するような使用方法は避けて下さい。 ボルトは本来、引張力で使用するものです。 せん断力で使用すると引張力に比べ強度が低下します。 |
禁止 | 強度区分12.9のボルトには電気メッキをしないで下さい。 12.9のボルトに電気メッキをすると、遅れ破壊の危険性があります。 |
注意 | 強度区分10.9以上のボルトには十分な防錆対策を実施して下さい。 腐食環境で使用しますと、遅れ破壊の危険性があります。 |
注意 | 振動が大きい箇所に使用するときは、充分なゆるみ止めを施して下さい。 ボルトのゆるみにより脱落の恐れがあります。定期的に増し締めを実施し、 ゆるみの点検を行って下さい。 |
禁止 | 適正な温度範囲で使用して下さい。 使用温度が高くなると、引張強さが低下して破断の危険性があります。 また、使用温度が低くなると靭性が低下します。 JIS規格の強度は常温(10~35C°)で規定されております。 |
禁止 | ボルト本来の使用目的(締結)以外には使用しないで下さい。 例えば、ハンマーやバール等の代用にボルトを使用することは、 事故につながる恐れがあるので危険です。 |
禁止 | ボルトをゆるめるとき、固いからといって、頭を叩いたりしないで下さい。
また、ボルトの再使用はしないで下さい。 品質保証できません。 |
注意 | 適正な締付け工具を使用して下さい。 不適正な工具の使用はボルトの破損、工具が外れた場合に 怪我をする危険性があります。 また、締付け不足によるボルトのゆるみ、脱落の恐れがあります。 |
注意 | ボルトと被締付け物はできるだけ、同材質のもの使用して下さい。 例えば、ステンレスボルトに鋼製の被締付け物を使用した揚合、 +もらい錆の原因になったり、電位の発生により錆の原因となります。 |
禁止 | ボルトには溶接をしないで下さい。 鋼製ボルトは強度が低下します。また、冷却後割損する危険性があります。 オーステナイト系ステンレス鋼製は耐食性が劣化します。 |
注意 | ステンレスボルトについて 1) ステンレス鋼は、錆にくい鋼種ですが、全く錆びないわけではありませんので、 使用環境によって鋼種の選定をして下さい。 |
注意 | ステンレスボルトについて 2) ステンレス鋼はこ磁性を帯びにくい鋼種ではありますが、 加工の程度によっては若干の磁性を帯びる場合がありますので、 +使用環境によって鋼種の選定をして下さい。 |
禁止 | ステンレスボルトについて 3)ステンレス鋼は、高温の熱が加わると粒界腐食が発生しますので、 この様な環境では使用しないで下さい。 |
注意 | ステンレスボルトについて 4)ステンレス鋼は、焼き付き易い鋼種ですから、焼き付き防止加工等を施してから 使用して下さい。 |
注意 | ステンレスボルトについて 5)ステンレス鋼は、熱を加えて発色させると、耐食性が多少劣化しますので 注意して下さい。 |